子どもの習い事をムダにさせない!親が持つべき3つの力と意識すべき3つのポイント

   

幼児期〜小学生低学年くらいの、子どもの習い事選び。少しでも才能を見出す機会を与えてやりたい気持ちと、ムダな習い事はさせたくない気持ちの両方がありますよね。子どもの習い事をムダにさせないために、親が持つべき3つの力と、意識すべき3つのポイントをご紹介します!

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photo credit: North Charleston via photopin cc

「この習い事をこのまま続けさせて、はたして意味があるのだろうか…?」

習い事をさせている子を持つ親御さんであれば、一度はこのような疑問を持ったことがあるのではないでしょうか?

わたしは2人の娘がおり、小学1年生の娘には、絵画教室と学習教室、英語教室、ダンス教室を、そして年中さんの娘には、英語教室とダンス教室に通わせています。ちょっと多いですよね…。はい、わたしも正直、そう思うのですが、わたしの一存ではなんともできない事情が(汗)。

しかし、幼児期〜小学生低学年くらいの子どもの習い事選びって、ほんとにむつかしいですよね。習い事をさせて、少しでも才能を見出す機会を与えてやりたいと思うのですが、たいして興味のない習い事を、ムダに習わせることはしたくありません。では、どうすればムダな習い事をさせずに、有意義な習い事だけをさせることができるのでしょうか?

今回は、書籍「まちがえない!子どもの習い事 選び方から生かし方まで」で紹介されている、子どもの習い事をムダにさせない、親が持つべき3つの力を取り上げ、そこからわたしなりに気付いた、意識すべき3つのポイントをご紹介します。

 

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子習い事をする子どもを持つ親が持つべき3つの力

書籍「まちがえない!子どもの習い事 選び方から生かし方まで」では、白梅学園大学・短期大学の学長で、教育学者の「汐見稔幸先生」の言葉で、将来子どもに「習わせてくれてありがとう」と感謝されるためにはずせない、3つの力があると書かれています。

どうせ習わせるのだから、将来子どもに「習わせてくれてありがとう」と言ってもらおうではありませんか。最終的にモノになってもならなくても、子どもに感謝されようではありませんか。

そのためにはずせないポイントがあるとすれば、それは何でしょうか。汐見稔幸先生は、以下の3つ点が重要だといいます。

①我が子を観察する力
②教室を探す力、いい先生を見極める力
③習っている途中で軌道修正していく力

P.36

我が子を観察する力

親子の意見が衝突した時には、必ず子どもの「好き」を優先してあげてほしいと思います。子供の能力を伸ばすためには、よき指導者、子ども自身の能力、性格や健康状態などさまざまな条件がかかわってきますが、もっとも大切なものは「これが好き」「上手になりたい」という強い意志です。幼児の場合はやっていて「おもしろい」と思えることでしょう。それがなくては続きません。

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とくに幼児期〜小学生低学年の子どもに習い事をさせるときって、そのほとんどが子ども本人の意志ではなく、親御さんの意思や希望で習い事をさせていることがほとんどだと思います。

ということは、裏を返せば、「こんな習い事したくないよ!」って子どもが思っている可能性は、十分にありますよね。

なのに、子どもが習い事に取り組む様子や気持ちを観察せず、ちょっと上手くできないからと叱ったり、辞めたいといってるのに「頑張って続けなさい」と頭ごなしに言ったりするのは、ナンセンス極まりないことです。

ついつい子育てにイライラしたり、子どもを叱ってしまうという方は、こちらの方法を実践してみましょう。

参考:子育てのイライラや怒りを取り除く5つの方法
   「アンガーログ」をつけてイライラしない子育てを手に入れよう!

習い事さえさせておけば、子どものいろんな才能が勝手に溢れ出てくる。そんな錯覚は、どの親でも考えがちなことです。でも実は、そんなことはほとんど無くて、子どもが本当に興味を持って、気付けば没頭しているくらいの情熱がないと、なかなか才能や能力が花開くことはありません。

たいして興味が無いことを、無理やり続けていても身につかない。それこそが「ムダな習い事」ということになるでしょう。

一方で汐見先生は、子ども自身に「何が習いたい?」と聞いて習わせることにはあまり有効性が無いとも言います。
「小学校低学年くらいまでの子どもの『好き』はあまりあてにはなりません。子どもには知識も経験もありませんから、この段階での『好き』は非常に狭い範囲の中でのことです。」

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もしかすると、習い事自体はそれほど好きでもないのに、「お母さんやお父さんに褒められるから」という理由で、なんとなく続けてるのかもしれませんよね。それは習い事の本質からいうと、あまり健全な状態ではないでしょう。

そういった子どもの繊細な気持ちや考えを見極めるのも、結局のところは、習い事をさせている親にかかっているんですね。

教室を探す力、いい先生を見極める力

親御さんは通えそうな範囲でのさまざまな習い事の情報を集めて、わが子が好きになりそうな教室を探すことをおすすめします。ピアノとか、お習字とか、運動とかの習い事の種類で決めるのではなく、「音楽にはまったく興味がなさそうだけど、この教室のやり方だったら、うちの子でもやりたくなるんじゃないの?」と思えるような教室を探すのです。親の目から見て、「この先生、子どもを乗せるのが上手」「自分が子どもだったら、ここで教えてもらいたい」と思えたらそこに入れてみることをおすすめします。

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習い事の内容だけで判断してしまうのではなく、その教室の先生や環境で判断するということは、とても大事なことですね。

たとえば、英語を習わせたいと英語教室に通わせたとした場合、英語教室に通わせているという事実だけで満足するのではなく、その英語教室の環境はどうなのか?先生の指導方法はどうなのか?自分の子どもにあっているのか?といったところも、しっかりと観察する必要があります。

そこをきちんと見定めないと、好きで始めた習い事が嫌いになってしまうという、悲しい結果にもなりかねません。

習っている途中で軌道修正していく力

「いずれにしても、子ども自身が限界を感じているようであれば、それ以上の無理強いはしないほうがいいでしょう。親が不快な顔をしたり、「せっかくここまでやったのに」「あなたは全然モノにならない」というようなことは絶対に言わないこと。子どもの心に挫折感が残り、中高生になっても「自分は○○を続けられなかったダメな人間だ」という意識が残ってしまう可能性があります。

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「この習い事は合わない」「この教室は合わない」と感じたならば、親が率先して習い事を辞めさせる、教室を変えるといった、軌道修正をしていくことが大切ですし、親にはその責任があります。

子どもにその判断をさせてしまうと、本当は辞めたいのに、「親に怒られるから、ガッカリさせてしまうから」といった理由で、無理に我慢してしまうかも知れません。親がしっかりと子どもの様子を観察して、判断するようにすべきです。

あと、「せっかくやると決めたのに、途中であきらめてやめてしまうなんて、意志が弱い!」みたいな思考になってしまいがちですが、それはまったく意味のない考えでしょう。そもそも合うかどうかわからない状態でスタートさせた習い事なんですから、むしろスパっと諦める、勇気ある決断が必要です。

さいごに

いかがでしょうか。個人的には、ついつい口うるさく子どもに言ってしまったり、習い事を簡単に辞めさせられないといった、固定概念を持ってしまっていましたね。

ではさいごに、書籍「まちがえない!子どもの習い事 選び方から生かし方まで」を読んで、わたしなりに気付いた「習い事をムダにしないために親が意識すべき3つのポイント」を発表させていただきます!

うまくいかないことを子どものせいにしない

習い事を続けていると、「やる気が無く、成長の姿がまったく見られない」とか、「家でまったく練習をしない」などといった様子を目にすることがあります。でもそれは、子どもが悪いというよりもむしろ、子どもが率先して取り組もうとしない事を無理やりやらせている、親の責任でしょう。

親が勝手に始めさせた習い事なのに、「なんで上達しないの!」とか、「練習しなさい!」ということは言うべきではありません。そのようなことを言いたくなる状況とはすなわち、その習い事を辞めるように軌道修正した方がいい状況です。

子どもに最終判断を委ねない

「この習い事を続けたい?」とか、「辞めたくない?」など、習い事に対する判断を子どもに確認したくなることがあります。もちろん、子どもの気持ちを確認することは必要なことですが、習い事を続けるか続けないかの最終判断を、子どもに委ねてはいけません。

中高生ならまだしも、小学生そこそこの子どもは、まだまだ経験は少ないです。昨日は辞めたいと言ってたのに、明日になったらやっぱりやりたいと言いだすことだってある年齢です。子どもの気持ちを確認して尊重しながらも、最終的には親が状況を見定めて、判断すべきです。

無理に習い事を続けさせない

習い事は、必ずしもやらなければいけないことではありません。習い事のせいで学校の勉強が疎かになったりするくらいであれば、無理に習い事を続ける必要はないでしょう。学校の勉強や、子供らしい日常生活が犠牲にならない程度に、情熱を注げる習い事を見つけてあげたいものです。

習い事はあくまでオプションなので、子どもにしんどい思いをさせてまでやらせる必要はありません。子どもに精神的な負担を与えることは、デメリットにしかなりません。

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これらの考えをベースにしっかりと持って、これからも子どもの習い事を見守っていけたらな、と考えています。

 

 - 子育ての考え

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