日本人の精神は素晴らしいがそこに甘えてはいけない

      2015/03/03

japanese-spirit
ソチ五輪、連日盛り上がってますね!でも今週で閉会してしまうのかと思うと、ホント寂しい。

さて今回のソチ五輪も、メダルを獲得できた選手もいれば結果が出なかった選手もいたりと様々なドラマが生まれていますが、元アスリートの中でも屈指の有識者であるイメージが強い「為末大」さんが、日刊スポーツに興味深いコラムを出されていました。

スポンサーリンク


結果不振選手批判はブラック企業の論理 – 為末大学 – ソチ五輪2014 : nikkansports.com

為末大さんは当コラムの中で、結果が出なかった選手を批判する、日本のスポーツ界を取り巻く一部の世論を憂いていますね。

 強化費に関して計算の仕方にさまざまな考え方があるので、どの程度、正確なのか分からない。12年ロンドン五輪では、ドイツが270億円強、米国165億円、韓国150億に対し、日本は27億円という試算がある。ある程度のばらつきがあるとみても、日本の強化費はかなり少なく、その中でメダル数はよくやっていると言える。

私は日本的精神論とは、(1)足りないリソース(資源)を気持ちで補わせる(2)全体的問題を個人の努力に押し付ける、だと考えている。結果が出せないことに批判が集まるたび、ここ数年続くブラック企業を想像してしまう。全体として足りないリソースを残業などの個人の努力で補う。「できる、できない」は気持ちの問題。それと似た空気を五輪の期間中も感じている。

わたしの個人的な意見としては、少々無理な状況を気持ちや努力で補ってみせるのは「勤勉で献身的」な日本人の世界に誇れる精神で、それ自体は決して悪いことだとは思いません。

ただそれはあくまで常識的な範囲内でのこと。毎日終電まで仕事して土日出勤は当たり前というブラック企業が求める精神は当然、常識の範囲を超えていますし、全世界に放映されて全国民の期待を一身に受ける立場に立たされているのに、選手の強化費は国費から出ているものだから、当然選手は結果を出すべきだなんて要求は、こちらも常識の範囲を超えています

あと国費のことで言うと、先日金メダルを獲得した羽生結弦さんの報奨金についてもホットな話題になってましたね。
【どっちのミカタ?】羽生結弦 報奨金600万円 8割 安い : Nicheee!

ちなみにですが、前回のサッカーワールドカップ(南アフリカ大会)でベスト16にて敗退した日本代表は、FIFAから賞金1000万ドル(約8億9000万円)を手にしたそうです。ちなみに優勝チーム(スペイン代表)は3100万ドル(約27億6000万円)になり、おおよそ一人あたりの配分は5000万円になったんだとか。

サッカーとフィギュアスケートでは種目の世界的な規模が全く違いますし、賞金の出どころやプロとアマチュアの違いなどもあるので単純な比較は難しいですが、今回の600万円という報奨金は個人的には、安くもなく高くもなく妥当な金額ではないかなぁと感じます。

それより結果が出なかったからといって選手を批判すること自体が悲しいですね。スポーツは勝負事なんだから、勝つこともあれば負けることもありますよ。それよりスポーツマンシップ溢れる真剣勝負を連日観戦することができる喜びをもっと感じるべきです。

ともあれ、わたしは今回の話題については、為末さんの主張を支持しますね。皆さんはどのようにお考えになりますか?

 - 私的コラム

スポンサーリンク

  関連記事

たかが数十センチの津波?たいしたことないと決して侮ってはいけない

「数十センチの津波」と聞いてどのような印象を持つでしょうか?「たいしたことない」と、それほど危機感を …

初志貫徹したければ、そのときの考えや気持ちをメモしておこう!

photo credit: rockindave1 via photopin cc 最初に考えていた …

アンケートに「ふつう」と回答するのはいい加減もうやめにしませんか?

アンケートには、モノやサービスを手掛ける人たちの「願い」が詰まっています。そんな願いに応えるためにも …

ブログとサイトアフィリエイトどっちが稼げる?と迷う以前に考えるべき大切なこと

photo credit: wok via photopin cc サイトアフィリエイトのほうが効率 …

自作してプリントした状態の名刺
名刺をデザインして自作するときに便利だった4つのサービス

ビジネス上のあいさつや、自分を売り込むために欠かすことができないツールの名刺。相手に自分のことを覚え …

タスク管理は計画的に!明日のタスクを前日に設定しておくべき7つの理由

仕事や作業に取り掛かる前には、必ず一日のタスクを事前に設定してから取り掛かるように管理しましょう。無 …

感動を呼んだ琴欧洲関のブログ記事に、「伝わる文章」の真髄を見た!

琴欧州関のブログで、相撲と日本への感謝の気持ちを綴ったエントリーが、多くの日本人の感動を呼んでいるそ …